ク・ハラさんのご逝去で思う理由や原因と潜む闇

逝去・訃報

こんにちは黒P編集部です。

 

韓国のアイドルグループ、元KARAのク・ハラさんが11月24日自室で亡くなっているのが発見されました。

日本に活動拠点を移されこれからの活躍が期待されていた矢先、あまりにも痛ましい出来事に日本でも多くの方が悲しんでおります。

華やかな活躍されていたその一方で、起こってしまった今回の悲しい出来事。

 

  • なぜここまで追い詰められてしまったのか?
  • ハラさんに寄り添ってあげられる人はいなかったのか?
  • 懸念される今後への対策はあるのか?

 

「命」という重いテーマではありますが、まとめさせていただきたいと思います。

ク・ハラさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

悪質コメントや誹謗中傷

日本でも「ネットいじめ(参照:Wikipedia様)」などという言葉が取り沙汰されるようになってきましたが、世界中で見ても深刻な問題となっているようです。

 

韓国では著名人に対するネットいじめや悪質コメントが特に苛烈であり、悪質コメントの禁止やコメントに対する実名制度導入の運動の機運が高まってきているそうです。

著名人に対しては時には歪んだ愛情を抱いてしまう方もいらっしゃいますが、そもそもはその存在感に強く惹かれ、憧れや羨望といった感情が芽生えてファンになるのであろうと思います。

 

しかしながら時に強過ぎる憧れや羨望は、嫉妬や劣等感に変わってしまい強い憎しみへと変化してしまうこともあるのでしょうね。

悪意あるリプライ=通称「悪プル」

そして韓国では「超」が付くほどの学歴社会であり、物心がついた頃から受験戦争と向き合っていかなければなりません。

しかしながら仮に受験戦争に勝ったからといって、約束された未来が待ち受けているわけでもなく、近年では若い世代の失業率も大きな社会問題となっています。

 

この辺りの社会情勢と自己顕示欲が強めな国民性とが相まっていることもあるのかもしれません。

 

顔が見えない相手に対し、、、

 

  • 自分が書き込んだと分かりにくい罪意識の低さ
  • 誹謗中傷という行為での憂さ晴らし
  • 自己肯定感の低空飛行からネガティブ志向のループ

 

このような社会的背景が、悪質コメントが止まらない状況を生み出しているのかもしれません。

韓国芸能人に自殺者が多い背景

刮目すべきは「韓国の芸能人たちは経済的なプレッシャーや、世論の圧力に耐えなければならない」(参照:BestTimes様という部分。

 

例えば商品やサービスのイメージキャラクターに起用されても、結果が出せなければそれはつまり「起用したタレントのせいである」、というような風潮なのでしょうか?

 

芸能人とは憧れの象徴であり花形職業である。

 

多くの日本人は芸能人に対してこのようなイメージを持っているものと思われますが、所変われば芸能人に対する認識がまるで異なったものになっているのが驚きですよね。

うつ病の連鎖が起こす負のスパイラル

出典:フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)様

韓国では芸能人だけでなく、国民の約3割近くが精神疾患を患ったことがあるという統計があり、心の病気が蔓延している問題を抱えています。

 

うつ病を患っている人間が悪プルを起こしてしまい、その結果悪プルを受けた芸能人がうつ病を患ってしまう。

 

このような負の連鎖が起こっているのであろうことも、なんとなくは想像できますし、更には苛烈な競争社会故の「悪質コメントを利用しての妨害工作」といった側面もあるのかもしれません。

 

こういった悪い流れを断ち切る為には、なんらかしらの処方箋が必要なのかもしれませんが、国を挙げての取り組みとなるでしょうし、早急な対処や対策には現実的に難しいのかもしれません。

 

そしてそんな最中で飛び込んできた、「カン・ダニエルさんがうつ病・パニック障害で活動休止」というニュース。

 

原因はやはり悪プル、どうか体調と心の回復を願うばかりであり、悪質コメントが絶える世の中であって欲しいです。

まとめ

韓国の苛烈な競争社会と、芸能市場の在り方や取り巻く環境が引き金になってしまったク・ハラさん訃報の知らせ。

そして華やかな舞台の裏側では、調べれば調べるほど当ブログでも書ききれないくらいに判明する闇や問題点の数々。

 

著名人はいくら時代を象徴するアイコンとはいえ、中身は一人の人間なわけで試行錯誤もあれば紆余曲折も当然あることでしょうし、常人に比べて感情の起伏や抱えるストレスも考え及ばないものなのでしょうね。

 

出る杭は打たれてしまうのが世の常ではありますが、ネガティブな発想をポジティブなものにして、純粋に楽しんで応援できる風潮になって欲しいものです。

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