保護猫カフェに見る猫ブームの裏側と警鐘

ここ数年の猫派激増による猫ブームはまだまだ続きそうで、2兆円を超える経済効果が試算され「ネコノミクス」(参照:Wikipedia様より)という経済用語も使われるようになりました。

各種SNSやYouTubeといった発信される情報から手軽に楽しめる機会も増え、更には現代社会の実生活と猫との親和性が高い点も猫派が増えた要因なのでしょう。

 

参照:ごはん時でお行儀よく待つ猫たち、場所取りで猫パンチが飛び交うことも!

そして猫好きな筆者は先日、予てより伺ってみたいと思っていた保護猫カフェに行って参りました。

そこで感じたことを今回まとめてみたいと思います。尚、筆者も3歳の女の子と暮らしている幼少期より生粋の猫派です。(=^・・^=)

ペットブームという言葉が存在する違和感

参照:この子達は決してファッションアイテム等ではない!

最近ではハットグやタピオカといったものが一大ブームを起こし、特に最近のタピオカブームでは需要と供給のバランスの問題から、仕入れが困難な店舗では売り切れや値上げといった状態が起こってしまっているそうです。

それまでに日本人は流行に敏感であり流されやすい国民性なのでしょうね。

 

そして光があればその裏には闇もある。

 


タピオカが決して悪いわけではありません。

消費する側にモラルやマナーの欠如といった問題が発生してしまっているのです。

悲しいかな命あるペットにさえ、人間が勝手に作った流行というものが当てはめられてしまいます。

過去のペットブーム

参照:ペットブームの陰に・・・(探偵ファイル様より)

古い話を掘り起こしますがメディア等の影響から、

「ハスキー犬が大流行し、流行が廃れてしまえば保健所がハスキー犬だらけだった」

黒P編集部はこのような信じられない事実が過去に起こっていたということを、本稿をご覧いただいている皆さんに投げかけたいと思います。

 

参照:この子達を絶対に流行の犠牲にしてはいけない!

特定のペットの流行り廃りについては他にもゴールデンレトリバー、チワワ、ミニチュアダックスフンドというように、無責任な流行に左右されて「家族を捨てる」という感覚に躊躇がなかった飼い主も多く存在していた事実。

 

参照:Wikipedia様より(和歌山電鐵貴志駅のたま駅長(初代))

現在まで続く猫ブームの火付け役は和歌山電鐵の「たま駅長」とも言われておりますが、前述した犬ブームのそれとは違う結果を望まずにはいられません。

そもそもペットブームがあろうとなかろうと、家族として迎え入れた以上は途中で離れることが無く、一生を添い遂げる「覚悟」を持ったうえで向き合えばよいだけの話。

無責任な飼い主が根絶すればと願うその一方でしかしながら、、、

老老介護、老老飼育の問題

参照:この安らかな寝顔をいつまでも守ってあげたい

高齢化、核家族化社会に伴って深刻化してきているのが「老老介護」という社会問題。

それは何も人間だけに限った話ではありません。

飼い主とペットの高齢化という関係に於いても、老老介護だったり老老飼育という言葉が取り沙汰されてきております。

 

参照:やっぱり猫は狭い所がお好き

しかしながら高齢化に限った話ではなく、「飼い主の健康状態が異常をきたしてしまい面倒が見れなくなってしまう」というように、一生を添い遂げるつもりであっても叶わない現実が襲ってきてしまうことも。

早い段階で新しい里親が見付けられれば良いのですが、愛護センターの受け入れも常に万全ではない。むしろパンク状態なことが多いそうです。

社会全体、一人一人の意識が必要

参照:筆者は今回初めて触れたサビ猫ちゃんに凄く惹かれてしまいました

募金、ご飯やトイレ用品の寄付、使わなくなったものの寄贈等も思いやりへの第一歩。

人間と動物が共存していく上でやはり、一人一人の理解や優しさと共に各種自治体や行政と連携していくことが最も大事だと思います。

こんな時こそ日本人特有の仲間意識を発揮して、同じ世界で生きている生物同士、手を取り助け合いながら共存していきたいですよね。

まとめ

参照:自宅にもこの素敵な家具を設置したい(*´Д`)ハァハァ

いかがでしたでしょうか?

猫好きな筆者は今回保護猫カフェに訪問し、色々な過去を背負っていても、それでも力強く元気に過ごしている猫ちゃん達に出会いました。

猫に限った話ではありませんが、生命にブームが起きてしまう現象は個人的に望ましく思いません。

 

しかしそれでもたくましく日々を送っている猫ちゃん達には、これから素敵な出会いが訪れてくれることを、そしてこれからも健やかに生きてくれることを願うばかりであります。

 

募金や寄付にも今後より関心を持ちながら、他の保護猫カフェを見て回れればいいなと思いました。

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